長男が語る素顔のオードリー・ヘプバーン 「うどん食べるために…」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
ショーン・ヘプバーン・ファーラーさんと生前のオードリー=東北新社提供
ショーン・ヘプバーン・ファーラーさんと生前のオードリー=東北新社提供

 往年のハリウッドスター、オードリー・ヘプバーン(1929~93年)が没して今年で30年。「ローマの休日」や「麗しのサブリナ」、「ティファニーで朝食を」といった映画史に残る名画への出演だけでなく、ジバンシィなどのファッションアイコンやユニセフ親善大使といった多彩な顔を持つ。そんなオードリーに最も身近に接していた一人が、長男のショーン・ヘプバーン・ファーラーさん(63)だ。映画製作者で著述家でもあるショーンさんが、「ローマの休日」の4Kレストア版の日本での公開に合わせ、イタリア・フィレンツェの自宅から毎日新聞のリモートインタビューに応じ、素顔の母について語ってくれた。

 「母が贈ってくれた最も美しいプレゼントの一つが、私のために俳優業を一時中断してくれたことです」。開口一番、ショーンさんは明かした。60年7月、オードリーと俳優、メル・ファーラー(17~2008年)との間に、ショーンさんは生まれた。ちょうどオードリーが「尼僧物語」(59年)や「許されざる者」(60年)といった佳作に出演していたころだ。出産翌年、「ティファニーで朝食を」(61年)でハリウッドに復帰し…

この記事は有料記事です。

残り1997文字(全文2483文字)

あわせて読みたい

この記事の筆者

すべて見る

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月