「ポスト織田裕二」は石井大裕アナ 松岡修造さんと接点も 世界陸上

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ハンガリー・ブダペストで開催される「世界陸上」の総合司会に決まり、意気込みを語るTBSテレビの石井大裕アナウンサー=東京都港区で2023年7月21日、幾島健太郎撮影
ハンガリー・ブダペストで開催される「世界陸上」の総合司会に決まり、意気込みを語るTBSテレビの石井大裕アナウンサー=東京都港区で2023年7月21日、幾島健太郎撮影

 陸上の世界選手権のテレビ中継と言えば、メインキャスターを務める俳優の織田裕二さん(55)のイメージがある。だが、1997年からキャスターを務める織田さんは2022年大会(米オレゴン州)で「卒業」。19日にブダペストで開幕する23年大会からは、これまで4大会で選手インタビューを担当してきたTBSテレビの石井大裕アナウンサー(38)が総合司会に就く。

 世界陸上の観戦に役立つ話題を連日午後9時に配信します。

 「(採用試験の)エントリーシートにも『一番やりたい番組』として世界陸上と書きました」

 織田さんに負けず劣らずの熱さが売りの石井さんだが、スポーツに入れ込むのには理由があった。

 世界陸上だけではなく、オリンピックや野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)など、大きなスポーツ大会の現場には必ずと言っていいほど石井さんがいる。

 時には涙を流しながら選手の活躍を伝える姿は、元テニスプレーヤーの松岡修造さん(55)と重なる。無理もない。石井さんは小学生時代に、松岡さんが有望選手を指導する合宿「修造チャレンジ」の生徒だったのだ。

 「修造さんには、競技を通じて(自分の思いを)相手に届ける表現力の重要性を説かれました。テニスだけでなく、伝え手としても師匠です」

 7月に福岡市で行われた水泳の世界選手権でメインキャスターを務めた松岡さんに続き、今度は石井さんが世界陸上の司会になった。図らずも、師弟リレーが実現した。

 さらに石井さんを語る上で欠かせない存在が、男子棒高跳び元世界記録保持者の「鳥人」セルゲイ・ブブカさん(59)=ウクライナ=だ。

 修造チャレンジで腕を磨いた石井さんは、17歳だった02年…

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