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米中、気候変動の協議継続合意 歩み寄り演出 首脳会談へ地ならしも

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握手を交わすケリー米大統領特使(左)と中国の韓正国家副主席=北京で2023年7月19日、新華社・AP
握手を交わすケリー米大統領特使(左)と中国の韓正国家副主席=北京で2023年7月19日、新華社・AP

 気候変動問題を協議するため中国を訪問していたケリー米大統領特使が19日、4日間の日程を終えた。ロイター通信によると、米中両国は気候変動問題に関する協議の継続で合意。11~12月にアラブ首長国連邦(UAE)で開催される国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に向けて「今後数週間、集中的に取り組む」ことでも一致した。米中対立が激化する中、双方とも利害が一致しやすい気候変動分野での協調を示すことで、歩み寄りを印象付けた形だ。

 中国は世界1位、米国は2位の温室効果ガス排出国だ。気候変動対策を最優先課題の一つに掲げるバイデン米政権が対策を進めるには中国の協力が不可欠となる。19日夜に記者会見したケリー氏は「長時間かつ詳細に協議した」としつつも「主要な問題について中国側と合意するには、さらなる作業が必要だ」と述べ、脱石炭やメタンの排出削減などで引き続き協議することを明らかにした。

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