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大相撲で3場所連続全休していた横綱・照ノ富士(31)=伊勢ケ浜部屋=が、本場所に帰ってきた。誰が優勝するか分からない「戦国土俵」を、番付最高位として治められるか。
両膝に古傷を抱え、糖尿病にも苦しむ中、春場所後の春巡業に参加し、精力的に出稽古(でげいこ)も行い、5月4日の横綱審議委員会の稽古総見では10番取った。正代や金峰山を圧倒した一方、春場所に活躍した動きのいい大栄翔や霧馬山の攻めに土俵を割る場面もあった。それでも「いい稽古ができた。悪くないと思う。その日その日にできることを精いっぱいやっている」と調整には一定の手応えを感じていた。
横審の山内昌之委員長も「慎重に取っていた気配があったが、全体として回復状況はいいのではないのか」と述べ、日本相撲協会の佐渡ケ嶽審判部長(元関脇・琴ノ若)も「(押されて)下がった時、まだ力が入らないのかなという感じでは見ていた。でも上半身は(筋力が)落ちていない。四つに組んだときの強さも、なかなかいい感じ。横綱らしい相撲を取ってほしい」と期待した。
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