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季語の力 黒田杏子さんに聞く

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「大震災で人生観も自然観も変わりました。自然は美しく優しいだけではない。もっと人間が謙虚になるべき相手であると」と語る黒田杏子さん=東京都千代田区で2013年9月10日午後2時46分、矢頭智剛撮影
「大震災で人生観も自然観も変わりました。自然は美しく優しいだけではない。もっと人間が謙虚になるべき相手であると」と語る黒田杏子さん=東京都千代田区で2013年9月10日午後2時46分、矢頭智剛撮影

 「新涼」という初秋の季語の似合う9月の昼下がり、俳人の黒田杏子(ももこ)さん(75)を訪ねた。ゲリラ豪雨や竜巻などの異常気象が続き、夏が暑く長くなるこの国で、季節感が失われ季語の存在が揺らいでいるのではないか。そんな疑問にとらわれて。ところが杏子さん、「いいえ、今ほど季語の力を心強く感じる時はありません」という。それってどういうことですか。【小国綾子】

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