55、71、99……今季のJリーグで大型背番号が急増した理由
毎日新聞
2023/2/23 12:00(最終更新 2/23 12:00)
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「55」「71」「99」……。サッカーのJリーグで今季、これまでなじみのなかった数字の大きな背番号を着用する選手が増えている。
Jリーグの背番号は1993年の創設当初は先発メンバーが1番がGK、2~11番はフィールドプレーヤーでDF、MF、FWの順、控えメンバーが12番以降(GKは16番)と定められていた。FWの三浦知良選手(オリベイレンセ)は11番が代名詞だが、試合ごとに変わる選手も多かった。より分かりやすくするため、選手ごとの固定制となったのは97年からだ。
主力級は背番号が小さく、若手や新卒選手は大きいことが多いが、2007年にイタリア・メッシーナから鹿島アントラーズに復帰した小笠原満男さんは40番を背負った。当時の要項は「40番までは欠番を認め、41番以降は連番」。各クラブとも所属選手は30人前後のため、事実上、40番が一番大きかった。
50番までは欠番OKと変わった09年はヴィッセル神戸に加わった大久保嘉人さんが50番を選択。実績のある選手が大きな番号を付けるケースが徐々に増え、近年では川崎フロンターレの躍進を支える家長昭博選手が41番、43歳で今季のJ1最年長、北海道コンサドーレ札幌の小野伸二選手が44番を背負っている。
こうした流れをさらに加速させたのが、今年1月のユニホーム要項改定だ。0番は不可、1番はGK、2~11番はフィールドプレーヤーという点は変わらないが、12~99番はポジションと無関係と定めた。クラブ側の要望を受け、これまでは連番とするよう定めていた51番以降の背番号を自由に付けられるように変更したもので、J1では2月17日の開幕時点で11人が51番以降を選んだ。
一番人気は最大の「99」…
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