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新年のえとは「卯(う)」。古都・京都と、湖都・滋賀には、ウサギにまつわる伝承やゆかりの場所が多くある。多産や繁栄、飛躍の象徴ともされるウサギ。まずは、京滋の「ウサギスポット」を訪ねてみた。【京都・大津支局正月紙面取材班】
◆滋賀
境内いたるところに=大津・三尾神社
大津市の古刹(こさつ)・園城寺(三井寺)からほど近くにある三尾神社は、祭神の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が降臨した時に付けていた、赤・白・黒の三本の腰帯が尾のように見えたことから「三尾」の名が付いた。
伊弉諾尊は卯(う)の年、卯の月、卯の日に、卯の方角から現れたという伝承からウサギと縁が深く、神紋は正面を向いた「真向きのうさぎ」。国の重要文化財の本殿を囲む塀の瓦や手水舎(ちょうずや)など、いたるところにウサギを見ることができ、境内南西隅の「見返りの兎(うさぎ)」は、今にも動き出しそうな雰囲気が人気だ。
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