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古都、湖都、うさぎのコト

新年のえとは「卯」。京都と滋賀にはウサギにまつわる伝承やゆかりの場所が多くあります。「ウサギスポット」を訪ねます。

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古都、湖都、うさぎのコト

年始めは神社でうさぎまみれ(その1) 繁栄と飛躍の象徴 /京都

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伊東忠美宮司=大津市園城寺町の三尾神社で2022年12月4日午前10時53分、礒野健一撮影
伊東忠美宮司=大津市園城寺町の三尾神社で2022年12月4日午前10時53分、礒野健一撮影

 新年のえとは「卯(う)」。古都・京都と、湖都・滋賀には、ウサギにまつわる伝承やゆかりの場所が多くある。多産や繁栄、飛躍の象徴ともされるウサギ。まずは、京滋の「ウサギスポット」を訪ねてみた。【京都・大津支局正月紙面取材班】

 ◆滋賀

境内いたるところに=大津・三尾神社

 大津市の古刹(こさつ)・園城寺(三井寺)からほど近くにある三尾神社は、祭神の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が降臨した時に付けていた、赤・白・黒の三本の腰帯が尾のように見えたことから「三尾」の名が付いた。

 伊弉諾尊は卯(う)の年、卯の月、卯の日に、卯の方角から現れたという伝承からウサギと縁が深く、神紋は正面を向いた「真向きのうさぎ」。国の重要文化財の本殿を囲む塀の瓦や手水舎(ちょうずや)など、いたるところにウサギを見ることができ、境内南西隅の「見返りの兎(うさぎ)」は、今にも動き出しそうな雰囲気が人気だ。

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