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<いたこん>
米びつの中に小さな虫を見つけたら、それはコクゾウムシかも知れません。コクゾウムシはコウチュウ目オサゾウムシ科に分類される体長3~4ミリほどの小さな昆虫で、米やトウモロコシなどの穀粒に産卵し、幼虫はその中を食べて育つ貯穀害虫です。
高温多湿の条件下では、1個体のメスが産卵する卵は数百個にもなり、ふ化した幼虫は1カ月ほどで成虫になるまで育ちます。そのため、気づいた頃には米びつの中を大量のコクゾウムシがうごめく状況になっていることさえあります。
コクゾウムシは無毒で、発生した米を人が食べてしまっても、多くの場合は健康上の問題はありません。しかし、食害を受けた米は食味が落ちますし、カビも生えやすくなってしまいますので、発生を防ぐに越したことはありません。簡単なコクゾウムシ対策としては、米びつの密閉性を高めたり、冷蔵庫内で米を保管するようにするなどが挙げられます。
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