トランプ氏、返り咲きなるか 共和党内ではデサンティス氏人気高まる
毎日新聞
2022/11/16 19:16(最終更新 11/16 19:16)
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米国のドナルド・トランプ前大統領(76)=共和党=が15日、2024年の次期大統領選への立候補を表明した。132年ぶりとなる異例の大統領返り咲きは実現するのか。【ワシントン秋山信一】
「米国は本来到達できる真の栄光に至っていない。そう信じるからこそ、私は立候補する」
トランプ氏は15日夜、南部フロリダ州の私邸兼リゾート「マララーゴ」で、支持者やメディアを前に出馬を宣言した。
約1時間の演説では、エネルギー自給率の向上や中国との“貿易戦争”で引き出した譲歩など自身の政権時代の成果をアピールし、インフレ(物価上昇)などについて民主党のバイデン政権を批判。公約として、産業の国内回帰や、移民が殺到する国境の管理強化、郵便投票の廃止などを掲げたが、新味には乏しかった。最後は定番の「米国を再び偉大にする」というかけ声で締めくくった。ただ、演説を中継したウェブサイトの視聴者数が中盤以降は減り、一部のケーブルテレビ局は中継を途中で打ち切った。
盛り上がりに欠けたのは、想定内の出馬表明だったためだ。大統領経験者の再挑戦は異例だが、退任直後から意欲を示し、今年7月の段階で「既に決断した」と発言。米メディアによると、トランプ氏は8日投票の中間選挙前の表明に前のめりだったが、選挙…
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