「私の拘束にも政争が?」中国でスパイのぬれ衣、鈴木英司氏の信念
毎日新聞
2022/10/29 12:00(最終更新 10/29 14:16)
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2016年に中国の国家安全部にスパイだとして拘束され、今年10月11日に解放された日中青年交流協会理事長、鈴木英司氏(65)。なぜ鈴木氏が狙われたのか。今の中国への思いは。毎日新聞のインタビューに、思いを語った。
このインタビューは連載「邦人収監」の番外編です。
このほかのラインアップは次の通りです。
【独自】北京空港で目隠し、突然の拘束
第1回 新華社が報じていない話題は違法
第2回 日本の研究者について聴いた取調官
第3回 中国のスパイが明かした活動の実態
――訪中歴は200回以上。どのように中国に関わるようになったのですか。
◆1984年に日中交流の訪問団で中国に行き、そこで中日友好協会副会長の張香山(ちょう・こうざん)氏と出会ったのが大きい。張氏は夜の宴席で、ある会議での私の質問について「非常に良かった」と声をかけてくれた。以来、張氏と親交を深め、訪中のたびに会った。
それ以来、日中友好活動が私のライフワークとなった。日中青年交流協会を立ち上げ、若者の交流に…
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