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「夢をあきらめるな」クラブ結成20年 息づく野茂英雄さんの志

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全日本クラブ野球選手権出場を決めて喜ぶNOMOクラブの清水信英監督(右奥)と選手たち=兵庫県西宮市で2022年7月2日午後6時52分、伝田賢史撮影
全日本クラブ野球選手権出場を決めて喜ぶNOMOクラブの清水信英監督(右奥)と選手たち=兵庫県西宮市で2022年7月2日午後6時52分、伝田賢史撮影

 米大リーグ・ドジャースなどで活躍した野茂英雄さん(53)が設立した社会人野球のクラブチーム「NOMOベースボールクラブ」が、27日開幕の第46回全日本クラブ野球選手権(毎日新聞社、日本野球連盟主催)に出場する。結成から20年目。野茂さんが大切にする言葉がある。

「夢の受け皿が必要」

 7月にあったクラブ野球選手権の西近畿予選。NOMOクラブは、兵庫県警桃太郎に8―0で八回コールド勝ちし、3大会ぶり6回目の本大会出場を決めた。チーム設立20年目の節目を自ら祝う勝利だ。

 「なかなか全国大会に出られなくて……。低迷期を乗り越えて出場できて、うれしいです」。創設時から指揮を執る清水信英監督(64)はしみじみと語る。代表理事の野茂さんからは試合後「おめでとうございます」とメールで短いメッセージをもらった。清水監督は「目標はあくまで優勝ですから。まだ最初の一歩、ということです」。

 NOMOクラブは2003年、野茂さんが社会人野球・新日鉄堺(廃部)時代を過ごした堺市に設立。清水さんは野茂さんから監督就任を、こう口説かれた。

 「野球をしたくても、チームがなければ続けられない。完全燃焼できないまま、埋もれている選手がたくさんいる。夢の受け皿が必要なんですよ。都市対抗で勝てるチームを作りましょう」

 高い関心が集まったチームには…

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