ムハンマド皇太子、人権問題でバイデン氏に反論 サウジメディア報道

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サウジアラビアのムハンマド皇太子(右)=サウジアラビア西部ジッダで2022年7月15日、サウジ王室提供・ロイター
サウジアラビアのムハンマド皇太子(右)=サウジアラビア西部ジッダで2022年7月15日、サウジ王室提供・ロイター

 価値観の無理強いは逆効果だ――。サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子は15日のバイデン米大統領との会談で、人権問題などについて強気の反論を展開した模様だ。サウジ資本の衛星テレビ局「アルアラビーヤ」電子版が16日、会談に陪席したサウジ政府高官の話として報じた。原油増産を求めてこれまでの冷淡な態度を一変させたバイデン氏に対し、意趣返しした形とみられる。

 この報道によると、サウジ西部ジッダでの会談は予定の1時間半を大幅に超過し、話題は多岐にわたった。バイデン氏がムハンマド氏主導と見るサウジ人記者殺害事件(2018年)を取り上げたのに対し、ムハンマド氏は必要な全ての司法手続きがなされたと説明し、「このような事件は世界のどこでも起きうる」と主張。米国も過ちを犯してきたとして、駐留米軍による被収容者虐待事件が起きたイラクのアブグレイブ刑務所を例に挙げた…

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