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奇想と退廃美に富んだ四世鶴屋南北作の古典歌舞伎「杜若(かきつばた)艶色(いろも)紫(えどぞめ)」が、前進座により、5月14~23日に東京・国立劇場大劇場で上演される。主人公の土手のお六と八ツ橋の二役を河原崎國太郎が初役でつとめる。
文化12(1815)年に江戸・河原崎座で人気女形の五世岩井半四郎のお六と八ツ橋の二役で初演された。「杜若」は五世半四郎の俳名にちなんでいる。
前進座の初上演は1977年の東京・新橋演舞場。南北作品から抜け出たような粋で伝法な五世国太郎(09~90年)のお六と中村梅之助の願哲が評判を取った。
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