参院選「前哨戦」は自公に軍配 焦る立憲民主 石川補選の教訓は
毎日新聞
2022/4/26 07:15(最終更新 4/26 07:15)
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与野党対決となった参院石川選挙区補選は24日投開票され、自民党公認の元職、宮本周司氏(公明党推薦)が、立憲民主党の新人、小山田経子氏(社民党推薦)ら3人を大差で破り3選を果たした。与党は夏の参院選の「前哨戦」と位置づけた補選の勝利に手応えを感じている。野党側は候補者を一本化できず票が分散。共闘の難しさを再認識し、焦燥感を強めている。
「石川補選で大きな支持をいただき勝利した。この勢いのまま夏の決戦に臨んでいきたい」。岸田文雄首相(自民党総裁)は25日の党役員会でそう述べた。
共同通信の出口調査によると、自民支持層の92%が宮本氏に投票していた。自民は3月の石川県知事選で3分裂し、激しい選挙戦を展開。その遺恨から、一部の与党支持層が宮本氏以外に投票する可能性があるとみて首相ら幹部が続々と現地入りし「挙党態勢」(茂木敏充幹事長)で引き締めを図ってきた。それだけに、党執行部としては満足のいく勝利だった。
自民は25日、首相が本部長を務める参院選戦略策定本部の初会合を開催。これまで以上に団体対策などを徹底し、組織戦で臨む方針を確認した。
石川補選は、夏の参院選に向けた相互推薦などを巡り、一時不協和音が表面化した自公の関係が修復したのか試される選挙でもあった。出口調査によると、公明支持層の…
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