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毎日新聞の海外支局長が交代で国際情勢を読み解きます。

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ヒギンズが描く戦争の現実=篠田航一・ロンドン支局長

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シリア内戦で激しい戦闘現場となった首都ダマスカス南郊の通り=2017年、篠田航一撮影
シリア内戦で激しい戦闘現場となった首都ダマスカス南郊の通り=2017年、篠田航一撮影

 <Sunday Column>

 今年3月、学生時代の恩師に「英国に赴任します」と伝えた。恩師からの返信メールにはこう書かれていた。

 「ジャック・ヒギンズを再読しなさい」

 恩師の専門は中東の現代政治。イスラエルや英国など海外滞在経験も豊富で、メールには英国での生活のヒント、行くべき場所、おすすめの食べ物、そして酒などありがたいアドバイスが並んでいた。だが最も熱心に勧められたのは、英国の作家ヒギンズを読むことだった。

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