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北村総一朗 「一枚のハガキ」を舞台化 新藤監督の遺志受け継ぎ

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=竹内紀臣撮影
=竹内紀臣撮影

 劇団昴の北村総一朗が、新藤兼人監督の映画「一枚のハガキ」の舞台化に挑む。反戦への強い思いが込められた作品。構想し、自ら演出も担当する北村は「人間は忘れていく動物です。しかし、生きる権利をわしづかみにして、ゴミ箱の中に捨ててしまうような戦争は、決して忘れてはいけない。そのためのモニュメントにしたい」と語る。

 原作映画は2011年の公開。翌年に100歳で亡くなった新藤監督の最後の作品となった。第二次世界大戦末期、100人中94人の同僚が戦死した中、クジ運が良かったがために戦地に送られず生き残った男と、戦争で2人の夫を失い、水も電気も通らない家で暮らし朽ち果てそうになっていく女。二人の運命が、一枚のハガキをきっかけに交差し、やがて手を携え新たな人生の一歩を踏み出していく。豊川悦司と大竹しのぶがダブル主演…

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