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北京オリンピック2022

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小林陵侑が金 直前にレジェンド葛西が「メダルを確信」した理由

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優勝を決めて喜ぶ小林陵侑=張家口・国家ジャンプセンターで2022年2月6日、宮間俊樹撮影
優勝を決めて喜ぶ小林陵侑=張家口・国家ジャンプセンターで2022年2月6日、宮間俊樹撮影

 北京オリンピック第3日の6日、ノルディックスキー・ジャンプ男子個人ノーマルヒルで、小林陵侑(25)=土屋ホーム=が日本のジャンプ個人では1998年長野五輪の船木和喜以来で、24年ぶり3人目となる金メダルを獲得した。ノーマルヒルでは72年札幌五輪(当時は70メートル級)の笠谷幸生以来50年ぶり。

 金メダルへのプロローグは、予選前の室内練習にあった。宮平秀治・男子ヘッドコーチは選手村でウエートトレーニングをしていた小林陵の膝下の動きが気になった。「もしかしてジャンプ台でそれをやっているんじゃないか」。踏み切りで力が十分に伝わらない、スリップする動きに見えた。修正を促すと、劇的に変わった。

 五輪会場で3、4日にあった公式練習で計5回飛んだ小林陵は最高で5位、2桁順位が3回などとかみ合っていなかった。しかし、修正後に臨んだ5日の予選の試技では最長の106・5メートルを飛び、初めて1位になった。予選を4位で通過した小林陵には一つの作戦が浮かぶ。名付けて「ノリさん戦法」だ。

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