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ただいま!この味~中国4県のソウルフード

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/6 シガーフライ 大人まねる、憧れの菓子 ほどよい塩気のビスケット /鳥取

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シガーフライの販売に携わる梶谷食品の(左から)喜種莉可さん、角南春光さん、松永浩二さん=岡山県倉敷市中庄の梶谷食品株式会社で
シガーフライの販売に携わる梶谷食品の(左から)喜種莉可さん、角南春光さん、松永浩二さん=岡山県倉敷市中庄の梶谷食品株式会社で

 岡山のスーパーの菓子売り場に並ぶ、レトロなパッケージでおなじみの「シガーフライ」。倉敷市に工場がある「梶谷食品」の看板商品だが、その歴史は戦時中にまでさかのぼる。1944年、海軍から軍用の乾パンを作ることを命じられ、「梶谷乾パン工場」として創業。戦後、輸入小麦が自由に手に入るようになってビスケットの製造に参入し「シガーフライ」が誕生した。

 名前の由来は葉巻たばこ。当時、「ココアシガレット」などたばこの形をしたお菓子が人気を集めていたことにヒントを得た。同社の事業本部長、角南春光さん(65)は「子どもにとって、たばこを吸う大人のまねができる憧れの菓子だった」と語る。

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