古里に「夢見る力」を 渡辺えりさん、出身地・山形でコンサート
毎日新聞
2021/11/22 12:15(最終更新 11/22 12:15)
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山形市出身の劇作家、演出家、俳優の渡辺えりさんが12月4、5の両日、山形市の「東ソーアリーナ」で「夢見る力コンサート」を開く。新型コロナウイルス感染拡大に伴う閉塞(へいそく)感が残る古里を元気づけようと企画し、「おしゃべりと歌で楽しい時を過ごして」とPRしている。【横田信行】
トーク交え「楽しい時過ごして」
渡辺さんは高校卒業後、演劇の道を志して上京。劇団を結成し、脚本や演出も手掛けて高い評価を受け、2018年からは日本劇作家協会会長も務める。数多くのテレビや映画、舞台に出演する俳優だけでなく歌手の顔も持つ。都内や山形市で定期的に少人数限定のシークレットライブを開き、外国の曲に自ら訳詞を付けて披露するこだわりのステージは根強いファンがいる。
だが、こうした日々はコロナ禍で一変。関わった6本の舞台が中止になる一方、深刻な打撃を受けた演劇関係者に頼まれ、出演者が大人数ではない2人芝居を立て続けに出演。「1週間で新作を書き上げたり、朝から深夜まで稽古(けいこ)をしたりと20年7~9月は本当に忙しかった。観客数も制限され、お金がもうかったわけじゃないですが」と苦笑する。
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