還暦記者・鈴木琢磨の、ああコロナブルー 「韓国ロス」明日へつなぐ 黒田福美さんもユーチューバーに
毎日新聞
2021/8/30 東京夕刊
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ほんのちょっとの休みを見つけては韓国を旅してきた。ストレスフルな東京を脱出したくなる気持ちが間欠泉のごとくあふれ出すからだ。朝、羽田空港を飛び立てば、昼下がりにはソウルの路地裏で名物水炊き「タッカンマリ」の鶏肉にしゃぶりつき、ビールを流し込む幸せが待っている。夕方は生バンド酒場でトロット(演歌)を歌い、踊り、そして屋台でしこたまマッコリ。ほろ酔いでそぞろ歩く都大路の夜空にぽっかり満月など浮かんでいたら、もう最高!
そんなソウルの休日もコロナ禍でおあずけである。ふと俳優の黒田福美さん(65)のことを思い出した。1980年代からこつこつ隣国文化を紹介してきた芸能界きっての韓国通、しかもわがまち石神井(東京都練馬区)が地元、たまにみやげ話をつまみに一献傾けてきた。もんもんとしておられるだろうなあとメールすると、9月1日から動画投稿サイト、ユーチューブで番組を始めるという。題して「黒田福美の韓国ぐるぐる」。セミ時…
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