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五輪記者・内幕リポート

際立ったIOCファースト 選手家族、観戦認められず バッハ会長はバブルの外

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国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長(右)と柔道を観戦する阿部詩(中央)と阿部一二三=2021年7月26日、徳野仁子撮影
国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長(右)と柔道を観戦する阿部詩(中央)と阿部一二三=2021年7月26日、徳野仁子撮影

 東京オリンピックは主催者の国際オリンピック委員会(IOC)のためにあるのか。そう言いたくなるトーマス・バッハ会長の行動だった。大会期間中、IOCファーストに映る場面はいくつもあった。

 極めつきは閉幕翌日の9日、東京・銀座の散歩だろう。ポロシャツ姿のバッハ会長は午後4時過ぎ、警護がつく中で銀座を散策。政府はこの行動を問題視しなかった。

 新型コロナウイルスの感染対策をまとめた規則集「プレーブック」で選手は厳しい制限下にあった。柔道ジョージア代表の2人が東京タワーなどを観光した際は、参加資格証を剥奪されている。一方、大会関係者は入国後14日間、行動範囲が限定され公共交通機関の不使用などが求められるが、それを経過すれば行動に制約はない。7月8日に入国したバッハ会長は行動制限の対象に該当しないというのだ。

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