「川は全て危険」 水難事故増加、注意呼びかけ /埼玉

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事故現場周辺で救命具を使った訓練を行う小鹿野署員=埼玉県秩父市下吉田で2021年6月17日、平本絢子撮影
事故現場周辺で救命具を使った訓練を行う小鹿野署員=埼玉県秩父市下吉田で2021年6月17日、平本絢子撮影

 夏の行楽シーズンを迎え、県内でも川での水難事故の増加が懸念される。県警によると事故件数は2010年が最多で、その後は減少傾向にあるが、新型コロナウイルスの感染拡大で県営プールの営業中止が決まっており、川にレジャーに行った人が事故に遭うケースも考えられる。水難事故の専門家は「危ないと思ったら背浮きし、周囲は119番を」と呼び掛けている。

 「遊泳中に1人の姿が見えなくなった」。20年8月、秩父市下吉田の赤平川で、バーベキューに訪れた千葉県の男性8人が川に入って遊んでいたところ、岩場から飛び込んだ男子大学生(当時19歳)の姿が見えなくなった。大学生は1時間後に水深約2メートルの川底付近で発見されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。周辺の河川敷は、バーベキューで多く利用されるという。

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