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冨安健洋がサッカー以外で大事にした感性 サッカー男子

J2福岡時代の冨安健洋(右)=豊田スタジアムで2017年12月3日、兵藤公治撮影
J2福岡時代の冨安健洋(右)=豊田スタジアムで2017年12月3日、兵藤公治撮影

 東京オリンピックのサッカー男子日本代表DF冨安健洋(22)=ボローニャ=が28日、1次リーグ最終戦のフランス戦で五輪初先発した。大会直前に左足首を痛めていた。今やフル代表でも主力に成長したが、幼少期、偶然の出会いから非凡な才能に磨きをかけた。その姿を一目見て才能を確信した恩師は、思わず口にした。「あの子はどこの子か」――。

 福岡市博多区の少年少女サッカーチーム、三筑キッカーズの辻寛二監督(70)は、冨安との出会いが忘れられない。チームの当時の保護者会長宅を訪ねた際、近所の少年が元気よく走る姿に目を奪われた。それが冨安だった。スピードに加え、足の運びやカーブを走る際の体のバランスの良さ。身長から小学3年生くらいだと思ったが、1年生と聞いて驚いた。冨安家と知り合いだった保護者会長を通じて、練習に誘った。

 辻監督は、サッカー以外でも感性を育むことを大事にしている。遠征などで他県を訪れた際には、相手…

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