コロナ下でウナギ店への衣替えが相次ぐ理由

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かば焼きを調理する「うなぎ屋鰻遊記」の花田淳さん=福岡市南区で2021年7月16日、津村豊和撮影
かば焼きを調理する「うなぎ屋鰻遊記」の花田淳さん=福岡市南区で2021年7月16日、津村豊和撮影

 新型コロナウイルス禍で苦境が続く飲食業界において、和食を提供していた店舗をウナギ料理店に衣替えする動きが相次いでいる。なぜ今、ウナギなのか。28日の「土用の丑(うし)の日」に向けて書き入れ時を迎える店舗を訪れ、理由を探った。

 「今日も忙しくなりそうだ」。7月中旬の昼前、福岡市南区の「うなぎ屋鰻遊(まんゆう)記」の調理場で、店長の花田淳さん(48)が九州産ウナギを焼き上げていた。店内で2000~3000円台のうな重やせいろ蒸しなどを提供するほか、持ち帰りにも応じており、香ばしい匂いに誘われて次々と客が訪れていた。

 同店は6月に開業したばかり。それ以前はチェーン展開する水炊き店「博多華味鳥(はなみどり)」だったが、運営するトリゼンダイニング(福岡市)がウナギ業態の1号店とした。花田さんも水炊きの料理人だったが、専門店で数カ月間修業した。客足は好調で「価格の高い商品が人気」だという。

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