「宇宙以上の衝撃だった」 若田宇宙飛行士が語る、中2の夏休み

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国際宇宙ステーションの窓から地球を眺める若田光一さん=2014年5月撮影、宇宙航空研究開発機構提供
国際宇宙ステーションの窓から地球を眺める若田光一さん=2014年5月撮影、宇宙航空研究開発機構提供

 日本人で最多となる4回の宇宙飛行経験を持つ若田光一さん(57)は、2022年にも5回目の宇宙滞在に臨む。語学力やチームで働く力など、宇宙飛行士に必須の能力を、若田さんはどのように身につけたのだろうか。挫折もしながら好きなことに向かって全力で駆け抜けた自身の少年、青年時代を振り返ってもらった。【聞き手・池田知広/科学環境部】

 自分に大きな影響を与える最初のイベントは5歳の時でした。米国のアポロ11号が月面に着陸したんです。テレビで見て、宇宙飛行への憧れを感じました。ただその頃はまだ毛利衛さんも、向井千秋さんもいない時代。「ソ連(当時)やアメリカの人しか宇宙に行けないんだ」と幼心に思っていました。

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