元高見盛の東関親方「大五郎」改名 高見山からの歴史に区切り 

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華王錦(手前)の断髪式に出席した元高見山の渡辺大五郎さん(後列左)と元高見盛の東関親方=東京都墨田区の旧東関部屋で2021年5月30日(代表撮影)
華王錦(手前)の断髪式に出席した元高見山の渡辺大五郎さん(後列左)と元高見盛の東関親方=東京都墨田区の旧東関部屋で2021年5月30日(代表撮影)

 大相撲名古屋場所の番付発表に合わせて、今は八角部屋付きの元小結・高見盛の東関親方について、「東関大五郎」から本名の加藤精彦を踏まえた「東関精彦」への改名が発表された。外国出身初の関取として活躍した元関脇・高見山が創設した東関部屋の歴史が、名実ともに区切りを迎えたことを意味している。

 東関部屋は、元高見山の先々代親方が1986年に高砂部屋から独立し、東京都墨田区内に創設した。慣れない日本の生活に耐えながら稽古(けいこ)に打ち込んだ経験を生かし、同じ米国・ハワイ出身の曙を外国出身で初めての横綱に育てた。

 先々代親方が定年を迎えた2009年には元前頭・潮丸が「東関大五郎」の名とともに部屋を継いだ。18年には東京都葛飾区に移り、新たなスタートを切ったが、先代が血管肉腫で19年12月に41歳で急逝した。

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