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母親のおなかの中で原爆放射線を浴びた影響で、脳や身体に複合的な障害を負って生まれる原爆小頭症の人々が今年、75歳を迎える。俳優の斉藤とも子さん(60)は約20年にわたり、原爆小頭症患者と家族でつくる「きのこ会」を支援してきた。「これ以上ないほど重いものを体に受けて、それでも生き続ける姿を見せてくれている。きのこ会のみんなを家族のように思うし、仲間だと思ってもらいたい」と語る。【田中博子】
きっかけは1999年、井上ひさし作の舞台「父と暮せば」への出演だ。広島原爆で生き残った罪悪感に苦しむ女性の前に、被爆死した父親が幻となって現れる二人芝居。「この頃、女優を辞めようと思っていたけれど、自分の人生に直接かかわる芝居になると直感し、どうしてもやりたいと思いました」
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