33歳の川内優輝が8年ぶり自己新 びわ湖好走の裏にあったもの

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10位でフィニッシュする川内優輝=大津市の皇子山陸上競技場で2021年2月28日、望月亮一撮影
10位でフィニッシュする川内優輝=大津市の皇子山陸上競技場で2021年2月28日、望月亮一撮影

 好記録ラッシュに沸いた2月28日開催の第76回びわ湖毎日マラソン(毎日新聞社など主催)で、2年前にプロへ転向した川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が、8年ぶりの自己新記録となる2時間7分27秒で10位に入った。33歳で臨んだ109回目のフルマラソンで念願の2時間7分台を初めてマーク。「10年前からずっと思い続けてきた目標。努力が報われた。信じて、諦めずにやってきて良かった」と満面の笑みを浮かべた。

 冷静に1キロ3分前後の第2集団でレースを進め、安定したペースを刻んだ。ペースメーカーの離れた30キロ以降も持ち前の粘りを発揮し、2013年のソウル国際マラソンでマークした自己記録の2時間8分14秒を大幅に更新。「満足している。6分台も視野に入るレースができた」と自賛した。

公務員からプロ転向で壁

 かつては「公務員ランナー」と呼ばれてきたが、練習と体のケアに十分な時間を割くため、19年春に埼玉県庁を退職し、プロに転向した。これまではできなかった…

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