「勇猛果敢な天才」明智光秀像を一新 NHK大河「麒麟がくる」19日スタート

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大河ドラマ相関図
大河ドラマ相関図

 「本能寺の変」で主君の織田信長を討った武将、明智光秀を主人公にした2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」が1月19日、スタートする。光秀役は長谷川博己。大河ではなじみ深い「戦国もの」だが、人物像の解釈や衣装など、これまでにない試みを行う。番組の見どころを紹介する。【屋代尚則】

「伝説の獣」タイトルに

 「心が躍動している。(自分の)俳優人生の全てが出るんじゃないか」。東京都内で昨年6月、「麒麟がくる」の撮影開始に伴う記者会見があり、光秀役の長谷川が作品に臨む心境を語った。民放の連続ドラマの主役や、NHK連続テレビ小説「まんぷく」でヒロインの夫役などを演じてきたキャリアを持つ俳優だが、「大河ドラマのスケール感はちょっと違う」とも口にした。

 光秀は、生誕年が不明であるなど、その前半生は謎に包まれた部分が多い。「麒麟がくる」では、光秀が美濃の守護代、斎藤道三(本木雅弘)の家臣として重用される。道三の死を機に美濃を追われた光秀だが、信長(染谷将太)と出会い、人生が大きく変化していく――というストーリーになる。NHKによると、近年の歴史研究も踏まえ、光秀を私怨(しえん)により本能寺で信長を討った「謀反人」としてではなく、「勇猛果敢かつ理知…

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