男魂祭、添田に復帰 豪雨被災3年ぶり 彦山駅で深倉峡PR /福岡

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英彦山男魂祭が開かれたJR彦山駅前広場。日田彦山線の不通で、代行バスの運行が続いている
英彦山男魂祭が開かれたJR彦山駅前広場。日田彦山線の不通で、代行バスの運行が続いている

 2017年の九州北部豪雨で不通が続くJR日田彦山線の彦山駅(添田町落合)で10日、紅葉の渓谷が美しい深倉峡を物産販売を通してPRする英彦山男魂祭(おとこまつり)が開かれた。本来の会場である深倉峡も災害復旧工事中で、過去2回は沿線最大都市の北九州市で開いてきた。3年ぶりの町内開催に、主催する町観光連盟会長の寺西明男町長は「不通が続く現状も見てほしい」と話した。【峰下喜之】

 深倉峡は彦山川支流の深倉川上流にあり、高さ約13メートルの「男魂岩」がシンボル。渓谷の奇岩群や紅葉を紹介しようと、祭りは1996年から毎年秋に開催。清流の水で育てた米やヤマメの塩焼き、イノシシ汁、旬の野菜などの販売、景品が当たる抽選会などを催してきた。地元の二区深倉観光協会によると、かつては約1000人の観光客でにぎわった。彦山駅の降車客がシャトルバスを使って訪れていたという。

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