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平和な世界にこそ音楽は存在
音楽評論家の湯川れい子さん(83)は今年5月の憲法記念日に、東京都内であった集会でこう呼び掛けた。「私は戦争体験者です。憲法9条はあらゆる理屈を超えて、日本の宝、世界の宝です」。ところが、安倍晋三首相は今月召集された臨時国会の所信表明演説で憲法改正に向け「国民への責任を果たそうではないか」と強い意欲を示した。
「もう怒りしかありません。私は憲法9条を守るために残りの時間をかけたい。安倍首相は世界情勢の変化に合わせ、我々も変わらなければいけないと言うけれど、そこに真の正義はあるのでしょうか。広島と長崎に原爆が落とされ、あれほどの人が死んで、過去に散々過ちを犯した。人間に反省はないのか?」
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