田中耕一さん発案 世界最小の質量分析計を発売

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開発した質量分析計について説明する島津製作所の田中耕一シニアフェロー=京都市中京区の同社で2019年5月28日、矢倉健次撮影
開発した質量分析計について説明する島津製作所の田中耕一シニアフェロー=京都市中京区の同社で2019年5月28日、矢倉健次撮影

 島津製作所は、田中耕一シニアフェロー(59)が2002年にノーベル化学賞を受賞した際に理由となった質量分析の技術「MALDI(マトリックス支援レーザー脱離イオン化法)」を使った、世界最小の質量分析計を29日に発売する。たんぱく質のような高分子の分析が可能で、バイオ医薬品などの研究での活用が期待されるという。

 京都市中京区の同社で28日、発表記者会見に臨んだ田中さんは「『こんな装置がほしいな』とぼそぼそ言ってたら(部下が)うまく作ってくれた」と話した。

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