貴景勝「おやじとつかんだ大関の座」 子ども時代の二人三脚で励んだ激しい稽古

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相撲を本格的に始めた、小学校3年の貴景勝=佐藤一哉さん提供
相撲を本格的に始めた、小学校3年の貴景勝=佐藤一哉さん提供

 鋭い立ち合いと強力な押しは、子ども時代の稽古(けいこ)のたまもの――。大相撲春場所千秋楽の24日、大関昇進を確実とした東関脇・貴景勝関(22)=本名・佐藤貴信、千賀ノ浦部屋。身長175センチと小柄ながら出世街道を駆け上がった裏には、幼少期から父一哉さん(57)と二人三脚で励んだ激しい稽古があった。貴景勝関は「(今場所)おやじが見に来た日は全部負けて、情けない子どもだった。最後に勝てて良かった」と感極まった。

 兵庫県芦屋市出身。誕生時は約2800グラムと特別大きくもなく、幼少期から食も細かったが、負けん気の強さは並外れていたという。一哉さんは「ゲームで負けそうになると機械をひっくり返すほど。勝つことへの執着がすごかった」と笑う。

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