愛新覚羅溥傑夫妻

日中友好 咲き続けるアサガオ

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父母ゆかりのアサガオについて思い出を語る福永さん=兵庫県西宮市で2018年8月9日、梅田麻衣子撮影
父母ゆかりのアサガオについて思い出を語る福永さん=兵庫県西宮市で2018年8月9日、梅田麻衣子撮影

 中国・清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀(あいしんかくら・ふぎ)(1906~67年)の弟溥傑(ふけつ)(07~94年)と旧侯爵・嵯峨家から嫁いだ浩(ひろ)(14~87年)夫妻ゆかりの「日中友好のアサガオ」が、武庫川女子大付属中・高校(兵庫県西宮市)で今年も花を付けた。日中平和友好条約の調印(78年8月12日)から今月で40年。夫妻の次女、福永嫮生(こせい)さん(78)=同市=が同校を訪れ、「懐かしく思います」と日中の懸け橋として生きた両親をしのんだ。

 40年に東京で生まれた福永さんは、皇帝溥儀を擁した旧満州国(現中国東北部)と日本を行き来して育った。45年8月に旧ソ連が対日参戦。溥儀と溥傑は拘束され、ソ連抑留を経て中国で収容された。福永さんは母と一緒に銃撃戦に巻き込まれながら中国大陸を流転した末、47年1月に日本へ引き揚げた。

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