南北首脳会談

金正恩委員長「日本と対話する用意ある」

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握手する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)と韓国の文在寅大統領=韓国・板門店で2018年4月27日、韓国共同写真記者団撮影
握手する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)と韓国の文在寅大統領=韓国・板門店で2018年4月27日、韓国共同写真記者団撮影

日韓首脳電話協議で安倍首相が文大統領から説明受ける

 安倍晋三首相は29日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と約40分間電話で協議し、27日の南北首脳会談の結果について説明を受けた。文大統領は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談で日本人拉致問題を提起したことや、金委員長が「いつでも日本と対話する用意がある」と話したことなどを報告した。日韓両首脳は、拉致問題の早期解決に向けて連携することや、完全な非核化に向けて北朝鮮に具体的行動を促すことで一致した。

 韓国の青瓦台(大統領府)によると、文大統領は電話協議で、首脳会談の際に金委員長に「安倍首相も北朝鮮と対話する意思があり、特に過去の歴史の清算に基づいた日朝国交正常化を望んでいる」と伝えたことを説明したという。電話協議で首相は「日本も、北朝鮮と対話する機会を設ける」と述べ、文大統領は橋渡し役を引き受けると応じた。青瓦台関係者によると、文大統領が会談で拉致問題について「相当具体的に」説明したことに対…

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