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その音楽性に秘められた“女たちの影”とは…
端正な顔だちと華麗なテクニックから“クラシック界の貴公子”として注目を集めるピアニストの清塚信也がドキュメンタリー番組「情熱大陸」(NBS製作著作/TBS系全国ネット、10月1日午後11時~11時半)に登場する。
。幼い頃からピアノの英才教育を受け数々のコンクールで優勝するなど輝かしい経歴を持つ一方で、ドラマや映画で俳優がピアノを弾くシーンの吹き替え演奏を始め、ドラマ『コウノドリ』では音楽監修に加えて自らも俳優として出演するなど異色の経歴を持つ34歳だ。
彼が一貫して主張するのは「クラシックはもっとポピュラーであるべき!一部の専門家のためにあるべきではない!」ということ。コンサートでも演奏するだけでなく、ショパンやモーツァルトなどの面白エピソードを熱っぽく語り(その姿が一心不乱過ぎて観客から苦笑が漏れるほど……)何とかクラシックの裾野を広げたいと日々東奔西走している。
カメラを向ければ向けるほど、その姿は“貴公子”というよりむしろ“異端児”であり、音楽に対する一途な想いはどこか狂気的。取材を進めていくと、その影にはピアニスト清塚を支えて来た“2人の女性”があった。
1人は5歳から彼にピアノの英才教育を施した母親の存在。そのスパルタ指導は半端なものではなく「異常な愛情」と言っても過言ではなかった。そしてもう1人は彼の師匠であり、世界を魅了した天才ピアニストとして名高い故・中村紘子。強い個性を持つ彼女たちと清塚との間にある、一般人では想像もし得ない濃厚な「絆」とは?常に独自の路を模索し続ける異端なピアニストの「今」を見つめる。