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広島県福山市の景勝地、鞆(とも)の浦に観光シーズンの訪れを告げる「観光鯛網(たいあみ)」が3日、始まった。漁師らが豪快なかけ声とともにてきぱきと漁を進める姿に、多くの観光客らが見入った。
観光鯛網は、約380年前から伝わる市無形民俗文化財「鯛しばり網漁法」を披露するもので、1923年から実施。この日は同市鞆町後地の仙酔島(せんすいじま)で開幕式が開かれた。
その後、鞆の浦漁協などの漁師らが6隻の船に分かれ、「エット、エットー、ヨーイヤサンジャー」とかけ声を交わしながら、長さ約1500メートル、幅約100メートルの網を操作。魚を手際よく囲い込んだ。巻き上げた網から大きなタイの姿が見えると、フェリーから見学していた観光客から歓声が上がった。横浜市から来た会社員の男性(55)は「立派なタイばかりで感心した」と話した。
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