金正男氏遺体

マレーシアに安置 北朝鮮と交渉難航か

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金正男氏とみられる男性=成田空港で2001年5月4日、竹内幹撮影
金正男氏とみられる男性=成田空港で2001年5月4日、竹内幹撮影

 【ジャカルタ平野光芳】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)が殺害された事件で、マレーシアのスブラマニアム保健相は28日、金氏の遺体について「状況に変化はない」と述べ、従来通りクアラルンプール市内の病院に安置されていると説明した。遺体を巡っては「国外移送される」「火葬される」などの情報が交錯し、政府の対応も混乱。背景には、マレーシアと北朝鮮両政府の交渉難航がありそうだ。

 スブラマニアム保健相は26日、遺体の処遇などについて同日中にも発表があると説明。ザヒド副首相はマレーシア外務省が27日にも声明を出すとの見通しを示したが、28日になっても公式発表はない。

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