野球殿堂入り

3球団でV 星野仙一氏

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野球殿堂入りした星野仙一・楽天球団副会長=東京都文京区の野球殿堂博物館で2017年1月16日、根岸基弘撮影
野球殿堂入りした星野仙一・楽天球団副会長=東京都文京区の野球殿堂博物館で2017年1月16日、根岸基弘撮影

 誰もが知る「闘将」の星野仙一氏が、柔和な表情であいさつした。「私には本当に似合わない席。何かの間違いが起きたのかなあ」。もちろん謙遜だろう。3球団を率いてリーグ優勝計4回、日本一1回。監督通算1181勝(1043敗53分け)は歴代10位。その数字と、プロ野球界に残した強烈な印象は、殿堂入りにふさわしい。

 支えになったのは、強者に対する強烈な反骨心だ。端的に言えば「打倒・巨人」。祝福のスピーチをした明大、中日の先輩で91歳の杉下茂さんは「1974年の優勝祝賀会で『日本シリーズは邪魔。俺は巨人に勝ったことでいい』と口にした」と明かした。監督として日本一が遠かったのも「巨人に勝てばいいという気持ちが多分にあったのでは」とまで言った。

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