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フェアリージャパン(体操)|東京オリンピック

通称「フェアリージャパン」。コロナ前は年間350日の共同生活を送り、高難度でも息のあった演技を磨いてきた

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五輪新体操

笑顔ではじける演技を…団体・畠山愛理

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リオデジャネイロ五輪でメダルを目指す畠山愛理(右から2人目)ら新体操団体メンバー=東京都内で2016年7月26日午後5時1分、村上正撮影
リオデジャネイロ五輪でメダルを目指す畠山愛理(右から2人目)ら新体操団体メンバー=東京都内で2016年7月26日午後5時1分、村上正撮影

 【リオデジャネイロ村上正】新体操団体が20日から始まる。ロンドンに続き2大会連続の五輪出場となるエース畠山愛理(あいり)(22)=東京ジュニアク=は、順風満帆な競技生活を送ってきたわけではない。支えてもらった人への思いを胸にメダルを目指してリオで舞う。

 東京都稲城市出身。中学2年の夏の大会で演技中に腰に激痛が走った。最後のポーズは泣きながら決めた。厳しい練習で疲労骨折していた。そこから心と体のバランスを崩し、思うような演技ができずにいた。翌年の全日本ジュニア大会は予選を勝ち抜けなかったが、推薦で出場が決まった。思春期に「出る意味があるのか」と悩み、眠れなくなることもあった。新体操をやめようかとも考えた。

 中学の女性教員に思いを打ち明けた。「誰のためでなく、自分のために踊ってみたら」と言葉をかけられ、気持ちが軽くなった。個人総合で8位入賞し、自信を取り戻した。

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