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「変わる」ことにこだわり続ける
入行して池袋支店に勤務し、本店営業部を経て1985年に、ニューヨークに赴任した。入行5年目の時で、いきなり非日系企業を担当することになった。契約書は特にひな型があるわけではなく、個別の案件ごとに分厚いドキュメンテーション(文書)が作られるが、最初は慣れなくて、専門的な金融用語や法律用語を読み込むのに苦労した。交渉の場において、自分たちの立場や主張を正確に伝えるため、常に弁護士を立てて交渉するなど貴重な経験を積むことができた。
日本は組織対組織で仕事をすることが多いが、海外の場合、自分は何が差別化できるか訴求しないと、お客様だけではなく部下にも相手にしてもらえない。たえず「お前は他と何が違うのか」「どういう付加価値を持っているのか」を問われる環境の中で「Something different、Something new」という考え方を学んだ。ニューヨークに赴任後4年目で課長になったが、常に新しいアイデアを考え、それを自…
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