相撲協会

弱まる「一門」の求心力 八角理事長再選

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理事長選出の構図
理事長選出の構図

 日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で評議員会と理事会を開き、八角親方(52)=元横綱・北勝海、本名・保志信芳、北海道出身=を理事長に再選した。任期は2年。理事による互選の末、貴乃花親方(43、元横綱)との一騎打ちを制した。

           ◇

 貴乃花親方の理事長ポストへの挑戦は、相撲界の師弟関係や相撲部屋の系統で結ばれた派閥である「一門」の弱体化と軌を一にしている。

 貴乃花親方には貴乃花一門だけでなく、時津風や高砂など他の一門にも支持者がおり、今年1月の理事候補選挙では、貴乃花一門の票により、出羽海一門ながら貴乃花親方支持を掲げる山響親方(元前頭・巌雄)が当選。一門の擁立候補に投票するという「不文律」は破棄された。

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