「材料」を研究する高橋有紀子さん 「体調を整えるのが一番、大切」
2016/2/11 10:00(最終更新 2/11 10:00)
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情報化の進展で、パソコンやデータセンターなどに使われるハードディスクドライブは大容量化のニーズが高まる一方です。国立研究開発法人物質・材料研究機構(物材機構)主幹研究員の高橋有紀子さんは、次世代ハードディスクの高密度化に向けた研究で高い評価を得て2012年、文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。大学の選択から今の研究活動まで、高橋さんを突き動かしたのは「社会の役に立ちたい」という思いです。【聞き手・相良美成】
今の仕事を選んだきっかけは、高校生の時に日本の半導体技術を特集したテレビ番組を見たことです。半導体って面白いと思って「材料」に興味を持つようになりました。そうしたら、医学関係の研究をしている伯母から「材料なら東北大でしょう」と勧められたんです。東北大は古くはKS鋼を発明された本多光太郎先生や、現在使われている垂直磁気記録方式のハードディスクを作られた岩崎俊一先生など有名な研究者を輩出しています。
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