公開日: 2023.12.14 最終更新日: 2023.12.14

恵まれた自然環境が身近に溢れ、一年を通してアウトドアを楽しめる街・青森市の住みやすさ&治安

恵まれた自然環境が身近に溢れ、一年を通してアウトドアを楽しめる街・青森市の住みやすさ&治安

青森市の展望

本州最北、青森県の県庁所在地である青森市。青森湾から陸奥湾へと続く海が広がり、八甲田山に代表される山々も連なる自然豊かな土地です。本州と北海道をつなぐ地点でもあり、港町として独自の文化を育んできました。東北を代表する祭り「青森ねぶた祭」や縄文時代の大規模集落跡「三内丸山遺跡」などでも知られます。春から秋は冷涼な気候で過ごしやすく、冬は寒さが厳しく豪雪となりますが、それゆえにさまざなウィンタースポーツが満喫できます。海や山にも気軽に行くことができ、休日には気軽にアウトドアを楽しめるでしょう。

編集:アントレース

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01| 青森市の概要:大自然が身近で農産物も豊富。独自の文化も楽しめる

秋晴れの岩木山と真っ赤に実った林檎の果実 秋晴れの岩木山と真っ赤に実った林檎の果実

本州最北の県である青森県の県庁所在地・青森市。津軽半島と下北半島、二つの大きな半島がU字を描く底の部分で、青森県のほぼ中央に位置します。青森平野を中心に北側は青森湾に面し、東部から南部にかけては八甲田山や東岳山地の山々が連なります。人口は県内最多の約27万人です。

中心の市街地は青森平野に扇状に広がっており、江戸時代から本州と北海道をつなぐ交通の要所となる港町として発展。現在も北東北エリアの交通・行政・経済・文化の拠点となる都市です。鉄道では東北本線と奥羽本線、道路では東北自動車道のそれぞれ終点となっています。

青森ねぶた祭り 青森ねぶた祭り

青森市は津軽地方(青森県西部を指す地域)の北東部にあたります。青森市と東津軽郡の町村で構成される東青地域に属し、さまざまな歴史・文化が混在したエリアです。そんな文化を代表するのが、毎年8月に行われる「青森ねぶた祭」。今では日本を代表する祭りの一つです。また、はるか昔から本州最北端の拠点であったことを示すのが、縄文時代の大規模集落の跡である三内丸山遺跡です。

海と山に恵まれ、自然と触れ合えるスポットが身近に数多くあります。春は海に面した合浦公園などでの花見、初夏は八甲田山の高山植物。夏はサンセット・ビーチあさむしなどでの海水浴、秋は八甲田山の紅葉、そして冬はスキーなどのウィンタースポーツ。このように、一年を通して自然を満喫できる環境が青森市には整っています。

八甲田山の樹氷 八甲田山の樹氷

気候は夏が短く、冬が長めです。夏も気温は低めで、春から秋まで快適に過ごせます。冬は寒さが厳しく、世界でも有数の豪雪都市といわれています。そのため、市ではあらゆる雪対策支援を行い、市民生活をサポートしています。なお、梅雨の降水量は少なめで、年間を通じて豪雨はほとんどありません。

こうした冷涼型の気候を生かした農業も盛ん。全国トップクラスの生産量を誇るりんごのほか、稲作や各種野菜などが市内全域で栽培されています。また、市の面積の約7割を森林が占めており、木材生産も非常に盛んです。さらに、豊かな漁場である陸奥湾に面していることもあり水産業も盛ん。ホタテガイ、ナマコ、ホヤをはじめ、種類豊富な魚介が水揚げされます。

豊かな自然が身近にあることで、季節によっていろいろな楽しみ方ができ、新鮮な農産物や水産物も豊富。北国ならではの独特の風土に彩られ、豊かな文化に触れられる青森市。独自の自然や文化と一体になり、心豊かな生活が送れるでしょう。

02| アクセス:県内各地、国内主要都市への交通の要所

JR新青森駅東口 JR新青森駅東口

アクセスの中心となるのは青森駅。JR奥羽本線津軽線青い森鉄道線の3線が乗り入れています。

奥羽本線では、東北・北海道新幹線の停車駅である新青森駅や県内第三の都市・弘前市へアクセスが可能。津軽線は津軽半島の北東部の各町村に停車します。青い森鉄道線は、浅虫温泉や県内第二の都市・八戸、そして三沢へとアクセスできます。

市内の主要部は、青森市営バス、弘南バス、下北交通などがバスの路線網を形成。盛岡や仙台、東京などへ行ける高速バスも青森駅に発着しています。

青森空港 青森空港

日本各地へのアクセスも便利で、車であれば東北自動車道、青森自動車道の各インターが市内にあり、東北各地へ気軽に出かけられます。また、市内中心部から車で30分ほどのところには青森空港があり、東京(羽田)、札幌(新千歳)、大阪(伊丹)、名古屋(小牧)、神戸などへの国内便や、ソウル、台北などへの国際便があります。

東北新幹線E5系 東北新幹線E5系

なお、東北・北海道新幹線の利用は、青森駅の奥羽本線の隣駅である新青森駅から。主要都市へのアクセス時間は以下のようになります。

東北新幹線(新青森駅)
盛岡52分、仙台1時間36分、宇都宮3時間、大宮2時間46分、東京3時間12分

03| 青森駅周辺の様子:市民の台所となっている新鮮市場も

東口側には県内一の規模の商店街がある 東口側には県内一の規模の商店街がある

青森駅の周辺は大きく東口側と西口側に分かれ、東口側が繁華街となっています。東口の象徴ともいえるのが、新町通り沿いにある新町商店街。約1kmもある県内一の規模の商店街です。戦前から続く伝統ある商店街で、飲食・喫茶店、和・洋菓子店、ファッション・雑貨店をはじめ、地元に密着した老舗や全国チェーンの店舗が軒を連ねます。なお、新町通りは、ゴールデンウィークに開催される一大イベント「AOMORI春フェスティバル」の会場にもなっています。また、東口を出てすぐの青森市役所駅前庁舎の地下には「アウガ新鮮市場」があります。海産物や野菜、精肉、果物をはじめ地元産の新鮮な品物がずらり。文字通り、青森市民の台所です。

さらに、駅を出て港方面へ2分ほど歩くと、青森ベイブリッジの絶景が広がる青森ウォーターフロントエリアへ。青森県の物産やフード、スイーツ、ドリンクなどを販売する「A-FACTOR」、三角形のフォルムが特徴的な「青森県観光物産館アスパム」、青森市の文化交流施設である「ねぶたの家ワ・ラッセ」などがあります。

青森駅直結の商業施設として「ラビナ」があり、1階から5階までに飲食店や惣菜店、ファッション・雑貨をはじめ多彩なショップが揃います。加えて、2024(令和6)年春には「JR青森駅東口ビル」がオープン予定で、こちらにも商業施設「&ラビナ」が開業予定です。

04| 治安:県内や東北地域と比べても平均的

青森市の2022(令和4)年の刑法犯認知件数は869件でした。ちなみに秋田市、盛岡市など人口規模がほぼ同じほかの東北エリアも800件台で、とくに犯罪が多い土地ではありません。また、2022(令和4)年の犯罪率(人口1,000人あたりの犯罪件数)は3.1件で、八戸市や弘前市などの県内主要都市と大きな違いはありません。したがって、安心して住むことができるでしょう。

青森県全体で見てみると、2022(令和4)年の刑法犯認知件数は3,400件あまりで、20年ぶりに前年を上回りました。これは新型コロナの感染が落ち着き、外出をする人が増えたことが原因の一つでしょう。内訳では万引きや自転車盗、車上荒らしといった犯罪の増加が顕著です。

05| マドリームが選ぶ、四季を感じながらアウトドアを楽しめる休日のお出かけおすすめスポット

四季折々、海と山それぞれの大自然が満喫できる青森市。季節を感じながらアウトドアを楽しめるスポットをご紹介します。

①夕陽が絶景の「サンセット・ビーチあさむし」

サンセット・ビーチあさむし サンセット・ビーチあさむし

浅虫のシンボル「湯の島」を目の前に臨む人工の海水浴場です。完成したのは1998(平成10)年で、人工砂浜1.6ヘクタールと遊泳水域1.9ヘクタールで構成されます。名前のとおり夕陽の名所で、湯の島のシルエット越しに沈む夕陽が絶景です。

サンセット・ビーチあさむしの夕陽 サンセット・ビーチあさむしの夕陽

一年を通じて散策が楽しめるほか、海水浴シーズンには無料シャワーや売店が利用可能に。ビーチバレーやサップ、カヤックなどのマリンスポーツも楽しめます。海開き前には「浅虫温泉海浜公園大清掃」や7月最終日曜日は、花火大会などのイベントも開催されます。

②一年を通じてアウトドア体験やスポーツが気軽に楽しめる「モヤヒルズ」

モヤヒルズ モヤヒルズ

八甲田山北の青森市街地を見下ろせる高原にあるモヤヒルズ。夏はオートキャンプやバーベキューのほか、冬はスキーが楽しめる総合レジャー施設です。

約1.5kmの坂道を滑り降りるローラーリュージュ 約1.5kmの坂道を滑り降りるローラーリュージュ

リフトを使って山頂からエンジンカートで約1.5kmの坂道を滑り降りるローラーリュージュや、青森市街地の夜景と満点の星空を一望できるキャンプ場、総ヒバ作りのケビンハウスのほか、敷地内には温水プールやサウナも完備。

初心者から上級者まで楽しめる 初心者から上級者まで楽しめる

最大滑走距離約1,800mのゲレンデは全部で6コース。初心者から上級者まで楽しめ、昼は陸奥湾、ナイタースキーでは青森市街の夜景を一望できます。

③青森県最古の公園で、桜の名所「合浦公園」

合浦公園 合浦公園

青森市の中心部を流れる堤川の東部に位置している海浜公園。市街地の公園としては珍しく、公園の北側が白砂の浜になっています。公園の完成は1894(明治27)年で、県内で最古の公園です。総合公園として整備されており、多目的広場や遊具広場、小動物舎などのほか野球場やテニスコートもあります。

桜の名所としても知られる 桜の名所としても知られる

園内には633本の桜があり、桜の名所として知られ、開花期間中は「青森春まつり」も開催されます。夏には海水浴場が開設され、秋には紅葉も楽しめます。

06| 独自の支援制度:移住、ワーケーションなどを積極的に支援

県外からの移住と交流を積極的に展開する青森市。幅広い移住支援制度を用意しています。

青森市へ移住したい人の相談窓口
現地の青森市企画部連携推進課で相談にのってくれるほか、東京都千代田区にある「青森暮らしサポートセンター」でもさまざまな相談、情報収集ができます。また、オンラインでの移住相談も可能です。

青森市を体験する
ワーケーションの体験やリモート・ワーケーション施設の紹介、移住体験、地域の手伝いを通じた地元交流などを実施しています。

移住支援制度
市が定めた「移住等に関する要件」を満たし、かつ、「起業に関する要件」「就業に関する要件」「テレワークに関する要件」「専門人材に関する要件」「関係人口に関する要件」のいずれかを満たす人に移住支援金を支給。家族での移住等には子どもの分も加算されます。

さらに、青森県でも「あおもり移住倶楽部」という、青森県への移住に関心のある県外在住者を応援する無料の会員制度を設定。移住前後に役立つ割引や特典サービスを受けられたり、青森県やあおもり移住・交流推進協議会からの移住関連情報が届いたりします。

07| 知っておきたい家賃相場と新築・中古物件の価格帯

青森市の家賃や新築物件の相場は次の通りです。

賃貸マンション・アパートの目安は下記。

2DK:50,000円
3DK:60,000円
1LDK:65,000円
2LDK:75,000円


新築・分譲一戸建ては

2,000万円台後半

から多くの物件が販売されています。

中古マンションは

築5年~15年以内:2,000万円台前半
それ以上の築年数:1,000万円台後半


となります。

アントレース

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