ライター : 白江 和子

管理栄養士 / webライター

桃の栄養と効果効能とは?

栄養

  1. 腸の健康に役立つ「ペクチン」
  2. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  3. コラーゲンを作るのに不可欠な「ビタミンC」
  4. 抗酸化作用がある「ビタミンE」
  5. 血糖値を上げない「フルクトース」
  6. 脂肪の流れを促進する「イノシトール」

腸の健康に役立つ「ペクチン」

桃には、腸の健康に役立つペクチンが含まれています。善玉菌を増やしたり、腸の動きを活発にさせたりする作用があり、便秘対策になります。

小児にペクチンを摂取させると、下痢や嘔吐をする期間が短縮されたという研究結果も。また腸を健康に保つことで、摂り込んだ栄養を効率よく吸収できます。(※1)

むくみ対策に役立つ「カリウム」

桃に含まれるカリウムは、100gあたり180mg。

ナトリウム(塩分)を摂り過ぎるとナトリウム(塩分)濃度を下げるため、体は水分を溜め込もうとし、むくみにつながることがあります。カリウムには、体内のナトリウム(塩分)を排出するはたらきがあり、むくみ対策になりますよ。(※2,3)

コラーゲンを作るのに不可欠な「ビタミンC」

桃に含まれるビタミンCは、100gあたり8mg。

ビタミンCは、コラーゲンを作るのに不可欠な栄養素です。抗酸化作用があり、活性酸素から体を守ってくれます。そのほかビタミンCには、ストレスへの抵抗力を高めたり、鉄の吸収をサポートしたりするはたらきもあります。(※2,4)

抗酸化作用がある「ビタミンE」

桃に含まれるビタミンEは、100gあたり0.7mg。

抗酸化作用のあるビタミンEには、細胞の酸化を抑制するはたらきがあります。ビタミンEが、不足すると血行不良になったり、肌を紫外線から守りにくくなったりします。また抗酸化作用により、血管や赤血球の健康維持にも役立ちます。(※2,5)

血糖値を上げない「フルクトース」

桃に含まれるフルクトース(果糖)は、ブドウ糖と同じ単糖類。血糖値がフルクトース(果糖)により、直接的に上がることはありません。というのも、血糖値とは血中のブドウ糖濃度のことだからです。

しかし、過剰な糖質摂取は、中性脂肪の増加や肥満につながるおそれがあります。食べ過ぎにご注意ください。(※6,7)
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