金泳三元大統領が死去 韓国民主化運動を主導
송고시간2015-11-22 10:28
【ソウル聯合ニュース】韓国の金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が22日未明、入院先のソウル大病院で死去した。87歳だった。
同病院によると、金元大統領は同日午前0時22分、敗血症と急性心不全を併発して亡くなった。19日正午ごろ、高熱や呼吸困難などの症状で入院。21日に容体が悪化し、集中治療室に移され、治療を受けていたという。
金元大統領は87歳の高齢である上、体力が落ちており、入退院を繰り返してきた。19日の入院前にも、10日に入院し、17日に退院していた。
1927年、韓国南部の巨済島生まれ。ソウル大哲学科卒業後、1954年、当時最年少の26歳で国会議員に初当選し、民主化運動を主導した。国会議員当選回数は9回に達する。
1992年末の大統領選で、政治ライバルの金大中(キム・デジュン、後に大統領)氏を破って当選。93年に軍事政権を終わらせ、文民政権を誕生させた。
在任中には軍部の私設組織「ハナ会」を解散させたほか、金融・不動産の実名制導入、腐敗根絶などを通じ、社会システム全般を大きく向上させた。特に、軍事独裁を終わらせ、韓国の民主化体制の定着に寄与したことは高く評価されている。
ただ、政権末期には外貨流出や企業の倒産などが続き、アジア通貨危機に見舞われた。不正問題による次男らの逮捕もあり、国民の信頼を失ったまま任期満了で退任した。
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