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玉山鉄二「次元大介」の撮影は「生きてる心地がした」、真木ことかは3時間泣き続ける

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左から玉山鉄二、真木ことか。

Amazon Original映画「次元大介」のワールドプレミアが本日10月10日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、キャストの玉山鉄二、真木ことか、さとうほなみ、草笛光子、監督の橋本一が登壇した。

本作は「ルパン三世」シリーズに登場するキャラクター・次元大介を主人公に据え、オリジナルストーリーで紡ぐアクション映画。次元は、ある1人の少女を救うために悪の組織の本拠地へ潜り込み、熾烈な銃撃戦を繰り広げる。

実写映画「ルパン三世」以来9年ぶりに次元を演じた玉山は「前回はルパンも(石川)五ェ門もいて安心感がありました。今回は半年ぐらいかけて撮影したんですけど、アクションもお芝居もたくさんあって、僕としては生きてる心地がした半年間でした」と現場を振り返る。橋本は「アニメの次元大介のイメージがあると思うんですけど、いい意味で違う次元を見せたいなという思いがあった。先頭に立って切り開いて、“玉山さんの次元”を演じていただいたので、ありがとうございます」と感謝を伝えた。

“世界一のガンスミス(銃職人)”と呼ばれる矢口千春に扮した草笛は「細かい作業が(多かった)。でも私、目は悪くないので、すいすいといきました。これから(ガンスミスを)やろうかな」と軽快に話す。悲しい過去から言葉を発することができなくなった少女・オト役の真木が「オトの気持ちになって過去を振り返って、表情であらわせたんじゃないかなって思います」と述べると、玉山は「彼女はすごかったです。泣くお芝居なんか『1回スイッチをオフにすると次も出るかわからないから』と撮影の3、4時間ずっと泣いてるんですね。彼女の集中力は大人顔負けというか、我々も勉強させられました」と絶賛していた。

橋本いわく「これまでに監督した作品の(合計)弾数にも敵わないぐらい撃った」という本作のガンアクションに話題が及ぶと、さとうは「ヒーローが無双状態なのが大好きなんですけど、この作品で『次元大介、強!』って感じの爽快感が得られます」とアピール。玉山は「次元って世界一のガンマンだから、銃を構えている時点で敵を倒しているようなものですよね。だからこそ、そこにいくまでのプロセスをどう構築していくか、何度も監督と話し合いました」と次元役ならではの苦労を口にした。

次元の愛銃コンバット・マグナムに関連し「相棒のような欠かせないものは?」という質問が飛ぶと、玉山は「サウナ」、さとうは「ドラムスティック」、草笛は健康の秘訣として「お煎茶と梅干し」、橋本は「妻子」と回答。「ぬいぐるみ」と答えた真木は「小さいときからぬいぐるみが大好きで、撮影のときも欠かせなくて。気分によって違うぬいぐるみを持ち歩いているんですけど」と話しつつ、玉山からクリスマスプレゼントにもらったという白いクマのぬいぐるみを小さなボストンバッグから取り出す。彼女が「すごいうれしかったです」とほほえむと、玉山は「彼女は本当に撮影をがんばっていて、せっかくのクリスマスも京都で撮影だったんです。どうにかテンションを上げてあげたいなと思って、ドイツの職人さんが作ったものを選びました」とプレゼントの経緯を明かした。

イベント後半には、10月22日に90歳の誕生日を迎える草笛を祝う一幕も。玉山から花束を受け取った草笛は「90歳、何がめでたい!」と言い会場に笑いを起こしつつ、「90歳(という年齢)と戦ったら損だから、受け入れて、大事に生きてみようと思います」と語った。

最後に玉山は、実写映画「ルパン三世」直後から本作の実現に向けて動いてきたプロデューサーに感謝を述べ「いろんな人間が情熱をかけて、時間をかけて作り上げた作品なので、楽しんでください」と観客に呼びかけた。

「次元大介」は10月13日よりPrime Videoで世界同時配信される。脚本は「BD~明智探偵事務所~」「コープスパーティー Book of Shadows」の赤松義正が手がけた。

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