菓子パンや食事系パンなど豊富な種類が魅力的　「神戸屋」人気商品ランキングTOP10

1918年に大阪で創業した「神戸屋」と言えば、食パンや菓子パン、サンドイッチといった高品質なパンで有名。手軽に食べられるうえに、バリエーション豊富で食べ飽きないパンは、普段の朝食や昼食に欠かせません。

神戸屋には、それぞれ特色を持ったブランドがあります。たとえば、駅構内を中心に出店している「フレッシュベーカリー神戸屋」や、パンとそれに合う料理を提供する「神戸屋レストラン」、ヨーロッパ伝統の窯で焼き上げたパンが味わえる「神戸屋キッチン」など。

ブランドごとに、お客さんのニーズに合ったメニューを提供しているというわけです。

また神戸屋のパン職人は、フランスで4年に一度開催される「ベーカリーワールドカップ（クープ・デュ・モンド）」に日本代表メンバーとして参加している実力派揃い。1994年から現在まで、何度も好成績を収めているんです。

本稿では、そんな神戸屋の広報担当・飯田ふみさんに、神戸屋レストラン＆神戸屋キッチンの人気商品ランキング（2022年度）トップ10を教えてもらいました。

どれも一度食べればハマること間違いなしです！

10位：窯出し焼きプリン 270円

甘いものが好きな人にとって、ベーカリーの菓子パンは見逃せないでしょう。

第10位にランクインしたのは、スイーツ感覚で食べられる「窯出し焼きプリン」です。

「プリンの滑らかさと、パイ生地のサクッとした食感を楽しめます」と語る飯田さん。バニラが香る焼きプリンには、生クリームが贅沢に使われており、濃厚でコクのある味わいに。グラニュー糖を巻き込んだパイ生地の程よい甘さもたまりません。

9位：ふんわり塩バターロール（淡路島の藻塩使用）184円

第9位は、朝食にぴったりの食事パン「ふんわり塩バターロール（淡路島の藻塩使用）」。

海水と海藻の旨みを凝縮して作られた、淡路島の藻塩が生地に使われているのがポイントです。

「ふんわりとした食感が特徴の生地に、まろやかな塩味が特徴の淡路島の藻塩を合わせることで、バターの旨みが感じられるロールパンになっています」という飯田さんのコメントのとおり、藻塩とバターの相性は抜群。1つ食べると、もう1つ食べたくなりそう。

8位：ケーゼブロート 524円（1/2カット）

神戸屋の人気商品の中には、食事系のパンもあります。

第8位の「ケーゼブロート」は、小麦の風味と香りが味わえる軽い食感の生地に、チーズをたっぷり巻き込んで焼き上げたパン。

本品の魅力は「シンプルな味のフランスパンのような生地と2種類のチーズを合わせることで、チーズの旨みがダイレクトに感じられる」ところでしょう。軽く温めるとチーズがとろけて、おいしさアップ！

ランキング上位は、製法にこだわった風味豊かなパン

7位：イギリス 356円（1/3カット）

神戸屋では、原材料や風味、食感などがそれぞれ異なる個性豊かな食パンが販売されています。

第7位の「イギリス」はその中の1つ。パンの上部が丸い山型のフォルムが印象的ですよね。

飯田さんいわく「石臼挽き小麦粉と2種類の発酵種を使用することで、小麦本来の風味を引き出しました」ということ。シンプルな風味なのでさまざまな食材とよく合うでしょう。トーストすると香ばしさが増し、小麦の味わいをより楽しめますよ。

6位：神戸屋スペシャル 508円（1/3カット）

第6位は「卵、ハチミツ、バターが入った贅沢な食パン」と飯田さんが語る食パン「神戸屋スペシャル」です。

「紙を敷いて焼くことで耳まで柔らかくなり、素材のうまみを引き出している」のだとか。

原材料からわかるように、そのままでもハチミツのほんのりとした甘さやバターの香りが感じられます。また、耳まで柔らかいことに加え、歯切れの良い食感も特筆すべき点。最初は何も付けずに味わってみてほしい一品ですね。

5位：神戸屋パン・ド・ミ 378円（1/3カット）

神戸屋の食パンは、ほかにもまだあります。

第5位にランクインした「神戸屋パン・ド・ミ」は、「製法にこだわった、ふんわり＆しっとり食感が特徴の食パン」です。

生地のこねを二度に分けて行う中種法と、小麦粉に熱湯を加えてこねた後、一晩寝かせて仕上げる湯種製法を組み合わせています。ほのかな甘みと発酵の風味も、本品ならではの特色でしょう。

4位：アーモンドペストリー 292円

甘いもの好きなら要チェックの菓子パン「アーモンドペストリー」が第4位に。

こちらは「神戸屋レストラン創業時からのロングセラー商品」として評判のデニッシュです。

バターを折り込んだデニッシュ生地が、店内で炊いた程よい甘さのキャラメルと香ばしいアーモンドの風味を引き立てています。キャラメルの上品な香りに加え、カリッとしたアーモンドの食感も、ついつい後を引くポイント！

1位に輝いたのはシャキシャキ食感がたまらないあのパン

3位：あらびきソーセージパイ（ペッパー風味）356円

ボリュームのある総菜パンでおなかを満たしたいときは、第3位の「あらびきソーセージパイ（ペッパー風味）」を選んでみてはいかがでしょうか。

「ブラックペッパーの効いたあらびきソーセージをパイ生地で包むことで、焼成したときにソーセージから出る油が生地に染み込み、パイの食感も楽しめます」と飯田さん。

サクサクのパイ生地と、ジューシーなソーセージとの食感の違いやお肉によく合うペッパーの香りが食欲をそそります。

2位：神戸屋づくり 輝き生食パン 475円（1/2カット）

日本ではパンが珍しかった1918年に、食パンを販売することからスタートした神戸屋。

その歴史を考えれば、トップ10の中で4品目となる食パン「神戸屋づくり 輝き生食パン」が第2位にランクインしたのも不思議ではないでしょう。

飯田さんが「耳を感じさせない柔らかい食感と生クリームのコクが人気」と太鼓判を押すように、本品のしっとりとした口当たりや、クリーミーな味わいは絶品。まずはそのままで食べてみてくださいね。

1位：果肉たっぷり国産りんごのアップルパイ 421円（1/4カット）

数ある傑作パンの中から第1位に輝いたのは「果肉たっぷり国産りんごのアップルパイ」でした。

パイの器に、国産りんごのプレザーブを惜しみなく盛り付け、カスタードとアーモンドクリームを合わせた一品です。

「たっぷり乗ったりんごのシャキシャキな食感がお客様に好評です」という言葉のとおり、大ぶりのりんご果肉が生む心地よい歯応えが魅力的。りんごの爽やかな甘さを存分に堪能できますよ。

伝統的な製法や素材そのもののおいしさを大切につくられている、神戸屋のパンの数々。

今回紹介した人気商品トップ10を筆頭に、神戸屋には焼き立てならではのフレッシュなパンが多数並んでいます。

いろいろ試して、お気に入りの一品を見つけてみては？

※価格はすべて税込み表示
※店舗や時期により取扱商品が異なる場合があります

文＝上原純
取材協力：株式会社神戸屋