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【アボカドの食べ頃】色・硬さ・ヘタ! 失敗しない選び方から保存まで

公開日: 更新日:2024.02.16
アボカドの食べ頃

アボカドは、健康志向の人やおしゃれな料理を好む人に人気の果物です。クリーミーな食感と豊かな風味が魅力で、サラダやスムージー、和え物など、さまざまな料理に活用できます。

アボカドは、完熟すると食べ頃を迎えます。しかし、完熟しているかどうかを見分けるのは、意外と難しいものです。

そこでアボカドを最大限に楽しむための秘訣をお伝えします。


アボカド選びの基本ポイント

アボカド選びのポイント


色と形状

アボカドを選ぶ際、まず注目すべきはその形状です。

理想的な熟れ具合のアボカドは、皮の色が濃い緑から黒っぽく変化しています。ただし、品種によって色の変化は異なるため、色だけで判断するのは避けましょう。

また、形状にも注意が必要です。
アボカドは均一な形をしているものが良質であることが多く、傷や凹み、不自然な形状があるものは避けた方が無難です。傷や凹みがあると、内部が傷んでいる可能性が高く、品質が低下していることがあります。


アボカドの硬さ

アボカドの熟れ具合を確認するためには、果肉の硬さを軽く押してチェックします。

理想的な熟れたアボカドは、軽く押した時にわずかに柔らかさを感じる程度です。あまりにも硬いものは未熟で、食べるのに時間がかかる可能性があります。
一方で、過度に柔らかすぎるもの、特に押したところがへこんでしまうようなものは過熟しており、品質が落ちている可能性が高いです。


ヘタについて

アボカドのヘタ(茎の部分)も熟れ具合を判断するのに重要な指標です。

熟していないアボカドのヘタは緑色をしていますが、熟成が進むにつれてヘタの色は茶色に変わります。完全に熟したアボカドのヘタは、深い茶色または黒っぽくなります。

また、新鮮なアボカドではヘタがしっかりと果実に付いていますが、熟成が進むとヘタは少し浮き上がり、軽く引っ張るだけで取れやすくなります。過熟したアボカドではヘタが自然に取れてしまうことがあります。


買うときのポイント

アボカドを購入する際、その用途を考慮することが大切です。

すぐに食べる予定がある場合は、やや柔らかめのアボカドを選びます。しかし、数日後に使用する予定の場合は、やや堅めのものを選ぶと良いでしょう。


アボカドの正しい保存方法

アボカドの冷蔵保存


常温保存のコツ

完全に熟していないアボカドは、冷蔵庫ではなく室温で保管し、数日間で自然に熟成させます。

追熟を早めるために、アボカドをリンゴやバナナと一緒に袋に入れる方法が効果的です。これらの果物はエチレンガスを放出し、アボカドの熟成を促進します。
ただし、高温や直射日光は避けるべきです。

熟成が進むと、アボカドは柔らかくなり、その風味も高まります。


冷蔵庫での保存法

熟したアボカドの保存には、冷蔵庫が最適です。熟成を止め、鮮度を保つために、アボカドは冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

カットしたアボカドの場合は、レモン汁を振りかけることで変色を防ぐことができます。また、ラップでしっかりと包み、ポリ袋に入れることで乾燥を防ぐことができます。

冷蔵庫での保存期間は一般に3~5日間が適切とされています。


長持ちさせる方法

アボカドを長持ちさせるための重要なポイントは、適切な保存方法と時期の見極めです。

未熟なアボカドは室温で、熟したアボカドは冷蔵庫で保存します。また、熟成を遅らせたい場合は、アボカドをビニール袋に入れて冷蔵庫で保存すると良いでしょう。

アボカドは冷凍も可能ですが、食感が変わることがあるため、使用目的を考慮してください。冷凍保存したアボカドは、解凍後にすぐに使用することをお勧めします。


熟成を促す方法

アボカドの熟成を促す方法

 


追熟の進め方

アボカドの追熟を効果的に進めるには、適切な温度と環境が鍵です。

室温での保存が最も自然な追熟法です
一般的に、室温での保存は約18~24℃が理想とされています。この温度範囲で保管することで、アボカドは自然に熟成を進めます。過度に暑い場所や直射日光を避けることも重要です。

これにより、アボカドは均等に熟し、最高の風味を引き出すことができます。


自然な追熟テクニック

アボカドを自然に追熟させる一つの方法は、他の果物と共に保管することです。

特にリンゴやバナナと一緒に保存すると効果的です。これらの果物はエチレンガスを放出し、アボカドの追熟を促進します。

果物を一緒に袋に入れて、室温で保管することで、追熟プロセスが加速されます。ただし、過度に熟成させないように注意が必要です。


アボカドの冷凍保存術

 冷凍したアボカドはスムージー向き


アボカドの冷凍保存は、長期間の保存に適しています

皮ごと冷凍する方法と、切って冷凍する方法がありますが、切ってから冷凍する方が味や食感を維持しやすいとされています。どちらの方法も、約1か月間以内に使い切るようにしましょう。


丸ごと冷凍する方法

  1. アボカドの皮を洗って汚れを落とす。
  2. 水分を拭き取り、空気に触れないように1つずつラップで包む。
  3. 保存容器に入れて冷凍庫で保存する。

 

切って冷凍する方法

  1. アボカドを切って、種と皮を取り除く。
  2. アボカドの果肉にレモン汁を塗る。
  3. 使い切れる量に分けてラップで包む。
  4. 冷凍用保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫で保存する。

アボカドの果肉にレモン汁を塗り変色を防ぐことができます

レモン汁を塗りすぎると、アボカドの味が酸っぱくなる可能性があるので、注意が必要です。適量のレモン汁を塗るようにしましょう。具体的には、アボカドの果肉100gに対して、レモン汁小さじ1程度が目安です。


食べ方への影響

アボカドを冷凍すると、その食感や風味に影響を及ぼすことがあります。

特に生で食べる際には、冷凍されたアボカドは新鮮な状態のものと比べて柔らかくなる傾向があります。
そのため、冷凍されたアボカドはサラダや生食よりも、スムージーやディップ、料理の具材として使用する方が適している場合が多いです。


解凍のテクニック

冷凍したアボカドを使用する際は、適切な解凍方法が重要です。

急速に解凍すると食感が損なわれる可能性があるため、冷蔵庫でゆっくりと解凍するのがベストです。これにより、アボカドは均一に解凍され、食感の劣化を最小限に抑えることができます。

ただし、解凍後は早めに消費することをお勧めします。



アボカドは、食べ頃によって食感や風味が大きく変わります。
ぜひ、ご紹介したポイントを参考に、美味しくアボカドを召し上がってください。






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この記事を書いた人

村上

サステナブルライターとして、SDGsや生活の知恵を発信しています。育児をしながら、子どもと一緒に地球に優しい生活を目指し中。趣味は料理と美術館巡り。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。